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titleF-house

date. 2018.12

​四十八茶百鼠(しじゅうはちちゃひゃくねずみ)

質素さの中に広がる、豊かな色世界の家

江戸時代、贅沢を禁じる奢侈禁止令(しゃしきんしれい)によって

庶民の身に着けられる着物の色は茶色、鼠色、藍色の三色に限られていました。

それでも民衆のおしゃれ心は止められず、染め物職人の試行錯誤によって

茶色と鼠色には実に100を超えるバリエーションが生まれました。

その繊細さと多彩さは「四十八茶百鼠」と謳われ、町人文化の粋を表しています。

この家に用いられている茶色と鼠色も、四十八茶百鼠さながらに繊細です。

​陽の光の変化にともなって移ろう色を、愛でる暮らしはいかがでしょうか。

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